「夢のStart Line」

本校は、昭和21年に霞ヶ浦農科大学併設の中等学校（実業学校）である霞ヶ浦農業学校を前身とした、78年の歴史を持つ伝統ある私立高校です。2004年に男女共学となり、卒業生は27,000名を超え、多くの著名人を輩出してきました。歴史ある学び舎で、生徒たちは明るく元気に過ごし、日々成長しています。その成長を支えるべく、教師たちは「何事にも誠実に」・「熱意ある指導」を心掛け、教育活動に励んでいます。

「あなたの夢は何ですか？」と聞かれて明確にこたえられる人はどれほどいるでしょうか。「夢＝就きたい職業」といった公式を子どものころから教えられ、「高校生になったら、なりたい職業を見つけなきゃ」と焦っている人はいませんか。確かに、夢や目標として職業をあげるのは間違いではありません。しかし、人生100年時代の今、夢であった理想の仕事への就職が、幸福な人生を保証してくれるとも限りません。

「人生夢失うこと勿れ」

この言葉を本校は教育理念としています。夢にゴールはありません。その時その瞬間に達成しては、また抱くものです。夢には大小もありません。自分で夢を見つけ、抱くことが大切です。皆さんが生きていく時代は、将来の予測が難しくなることから、VUCA時代と呼ばれています。テクノロジーが想定以上の速さで発達し、人からAIに代わる職業も少なくありません。そのような時代に夢を持ち、強く生き抜くためには何が必要なのでしょうか。

霞ヶ浦高等学校では探求学習を取り入れ、AIには不可能とされている「0から1を生み出す力」を養っています。たとえば、大手企業と共に研究開発を考える授業や阿見町の課題を見つけ出し解決策を提案する授業など、これからの時代に必要とされる非認知能力の向上を図り実現しています。

一生に一度の青春を霞ヶ浦高等学校で共に過ごし、校訓である

「至誠」「自由」「責任」「敬愛」「勤勉」

のもと、夢を抱き、優しく、行動力のある大人になりませんか。本校で「将来なりたい自分は何なのか」、「そのために必要とする力は何なのか」、そして「今やるべきことは何なのか」を一緒に考え、学び、「夢のStart Line」に立ちましょう。

校長　岡村 守